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クレー射撃
せっかくの三連休なのに、雨降ったり寒かったりで、買い物程度にしかバイクに乗りませんでした。
どちらかというと夏の方が好き。

なので、バイクと関係なく射撃ネタです。
昨年12月中頃に起きた長崎県の乱射事件(実際には計画的で乱射ではないらしいが・・)のおかげで、
許可銃うんぬんがマスコミに取り沙汰されましたが、大衆受けしそうな部分だけクローズアップして放送するマスメディアにうんざりしました。

と、個人のイデオロギーを語ってもイタいだけなので、先日行ってきたクレー射撃についてなど。


クレー射撃は、CD-ROMより一回り小さいくらいの「素焼きの皿」を散弾銃(ショットガン)で割るスポーツです。
トラップ、スキートなど何種類かの競技があるのですが、自分が最も得意なのはトラップ。

トラップはその名通り、「罠」の事です。
その昔、落とし扉の付いた箱=罠に生きた鳩を入れ、コールと共に飛び出した鳩を何匹撃ち落とせるかを競う競技でした。
元々散弾銃は鳥類狩猟用の鉄砲ですから、それを競技化したものということですね。

さすがに生きた鳩を使うのは倫理上の問題や競技として公平性の問題があるので、現在では「クレーピジョン」とよばれる皿を標的にしています。
クレーの写真
↑ピジョンとは鳩のこと。アザラシのようにも見えますが、ハトの絵?が描いてあります(メーカーによって必ずしもハトではありません。)

このクレーが射台15m先から射出され、75mほど先まで飛んでいきます。
左右の切れ、高さの違いで15パターンあり、30〜50mぐらいの距離で撃破するのが一般的です。
あまり遠いと散弾が散らばりすぎ当たりませんし、近すぎても当てるのは困難です。
トラップ射撃では直径約2.4mmの散弾が300粒ほどつまった、12番7.5号24gを使うルールになっています。
五つある射台を順番に移動しながら5巡し、25枚で1セットになります。
それを4セットして撃破した皿の枚数で競うわけです。
スコアボード
↑スコアボード、3番が自分、このセットでは惜しくも20とどきませんでした。
1枚につき2発撃ちかける事が出来、どちらで撃破しても1点。

↓4セット終了後の合計点数を計算します、100点に近いほど良い成績です。
スコア表
今回の成績は76点。 ん〜微妙、でも一応1/52位でした。(^^;
たぶん他の出場者の調子が悪かったにちがいない。

一般的に競技では銃身が上下に2つ並んだ「上下二連銃」を使います、なぜか自分は上下二連より自動銃の方が良く当たるので、そっちを使う頻度が多くなってます、頬越しに伝わるボルトの作動感はメカ好きにはたまりません!
当たらなくてもそれだけで満足、たまにジャムるけど。

競技後は火薬の燃えかすや銃身にこびりついた鉛を落とすためにクリーニングします。
射撃技能の維持、銃機能の維持については法律(銃刀法10条の2および3)でしっかり決まっているので、めんどくさくてもやらなきゃ違反ですよ!

銃の種類によってメンテナンス方法は違いますが、自動銃の場合こんなかんじ。
分解図
↑この銃はイナーシャ(慣性)オートで機関部はほとんど汚れないため、銃身だけクリーニングしておけばほぼ終了です。
1000発に一回ぐらい、ボルトまで外して普段さわれない部分を清掃します。

んで2000発に一回ぐらいの割合でトリガーアセンブリーを清掃。
トリガーアセンブリー
ここまで分解するのも、工具一つもいりません銃砲の機械としての完成度には感心するモノがあります。

上下二連銃は、銃身・先台・元台・機関部がそれ1挺のために組み合わされた作りになっており、他の銃の部品を持ってきてもピッタリとは合わないのですが、
自動銃は量産品であることが多いので、壊れたらアセンブル交換できるのも魅力です。

もっとも上下二連は一生壊れないぐらいの耐久性があるのですけどねw

どっかのライフル協会みたいなこと言ってしまいますが、鉄砲は道具でありそれを良くも悪くも使うのは人間であるということ。
道具の使い方を間違えれば危険なのは自動車だって包丁だって同じなんです。
妙な法律が出来ないことを切に望みます。


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