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オイルシール交換
フロントフォークのオイルシール交換に初挑戦してみました。

この作業が出来ればKSRの全てのメンテが自前で出来ることになります!
そのためにはいくつかの鬼門を突破せねばなりません・・・。

ってほど大げさではないですけど、KSRの倒立フォークはちょっと癖があるのは事実です。
ま、なんとかなるでしょw


第一の鬼門 「適当な棒」

カワサキのSSTであまりにも有名な「適当な棒」はトップキャップをインナーから外す際にインナーの回り止めに使用する工具?です。
巷には「適当じゃない棒」も売られてたりしますが、ここはマニュアル通り5.5mmの適当な棒(ドライバーともいう)を工具箱から漁りだして使用しました。

マニュアルのように都合良く固定できる作業台と万力は無いので、エアインパクトでスパパン♪と緩めます。
外れた。
 ↑ あっさり外れましたが「適当な棒」は再起不能な状態に・・。

あとはシールやメタルを外して分解完了!
分解完了
「適当な棒」がその身を削り第一の鬼門突破しましたw


ここまで来れば後は逆の順番で部品を組み付けるだけです。
常時在庫している新品のシール類をインナーに組み付けて次に待ち受ける難関に備えます。


第二の鬼門「フォークシールドライバ」

次に行うのがスライドメタルとオイルシールを打ち込む作業です。
正直なところ適切な工具さえあれば難関でも鬼門でもありません。
ただ、滅多に行わない作業のために高価なSSTを購入するのがなんか悔しいのです。

と、ゆーことで昨日みなとみらいのセキチューで適当な素材を買っておいてあります。
フォークシールドライバの素材
 ↑ 塩ビ管と単管パイプのジョイント、クランプを調達。
サイズが判らないので適当に数種類買ってみましたがそれでも総額547円。

それを切ったり貼ったりする作業は手間ではありますが、何かを作るのが好きな自分にとってはプライスレス!

組み立てるとこんな感じに・・・
フォークシールドライバ完成w
 ↑ 内径30mmの塩ビパイプと単管ジョイント5cmほどを縦半分に割り、配管クランプで固定しただけの物です、塩ビパイプだけでは軽いので単管ジョイントをウェイトがわりに付けました。

こんな稚拙な即席SSTでも役目を果たせれば良いのです。
はじめにワッシャとスライドメタルを打ち込みますが、少々軽くて使いにくいものの4〜5ストロークで打ち込み完了。
次にオイルシールを打ち込んでクリップで留めたらダストシールをハメて交換作業は終了です!




・・・あ、フォークオイル買ってなかったw
明日ナップス行って買ってこよ。(爆)




交換作業中、左右フォークオイルの色の違いが気になりました。
ダダ漏れのブレーキ側フォークのオイルが赤色であるのに対して、漏れていない右側は黄色でした。
しかも右側の方が汚れている感じです。

と、いうことは前オーナーがブレーキ側だけ一度交換している?
もしかすると、ブレーキ側インナー歪んでいるとか、オイルシールからではなくボトムケースから漏れているとか・・・

何か問題がありそうな予感。


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