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先日買ったiPhoneのマウンターですが、グローブを付けたまま操作できないというクリティカルな欠点がありました。 これを改善すべくグローブに細工を試みます。
アキバの電子部品屋で導電糸なるものを購入。
10メートルで200円ぐらい。
これをグローブの指先に縫い付けます。 この手の裁縫は素材を裏返して縫うのが一般的ですが、各部にプロテクターが仕込まれたバイク用のグローブを裏返すのは一苦
労です。グローブが破れるかと思った。 指先と導電糸が確実に触れ、なおかつiPhoneのタッチパネルに接触する位置に縫い付けなくてはいけません。
↑チマチマ縫って何とかサマになりました。
早速グローブを手にはめiPhoneを操作してみたところ、かろうじて操作出来るもののiPhoneの軽快な操作感には程遠い感じです。 指ぬきグローブにするしかないのか・・・ ちょっと残念な結果にがっかりです。
閑話休題
いつもお世話になっている謎の車屋T氏にヘッドライトのディマー回路が作れないかと打診を受けました。 停車時に減光することでバッテリーの消耗を防ぐと同時に対向車への眩惑を防ぐのが狙いです。
ニュートラルスイッチの信号を元に電球に流れる電流を制御する仕組み自体はさほど難しくありませんが、ヘッドライトに流れる大電流(H4なら 12V / 55w ≒ 5A)を制御する部品の選定に苦慮します。 特にヘッドライトのように重要な保安部品を制御するとなると、信頼性が高くないととても使えません。
ヘッドライトの減光は、電圧を下げて電流を制御するのではなく、通電時間を制御することで調整する方式にします。 基本的にオンとオフしかないデジタル回路で一般的なPWMという方式です。 オンオフ時のちらつきを防ぐため、スイッチを高速に切り替える必要がありますが、機械式リレーは高速なスイッチング用途には向きません。 そこでパワーMOS-FETという半導体を使用してスイッチングをすることになります。 ところがもともと半導体は大電力の取り扱いは得意ではありません。 如何に効率の良い素子を見つけるかが鍵となってきます。 常用時の2倍以上の規格が望ましいので、具体的には30V以上の耐電圧があり60A以上の電流に耐えられる素子を捜します。
ネットで当たりを付けてアキバの部品屋を巡ったところ、良さげな部品を見つけることが出来ました。
IRFB3206 60V 120A(210A) 300W に耐えられ、しかもTO-220という比較的小型なパッケージです。 にわかに信じがたいスペックなのですが、とりあえずいくつか購入して試すことにします。 メーカーから詳細なスペックシートダウンロードして確認すると、マイコンから制御にも都合の良い4V駆動でした。 オン抵抗も非常に低く最大0.003Ωと書いてあります。 単純に計算すると、5Aの電流を流した時の発熱量はW = I^2 x R から約0.075Wとなり、発熱はほとんど無いと推測できます。 少なくともいきなり燃え出すようなことは無さそうなので、実際にバッテリーと55WのH3球を繋いで実験してみました。
室温23度で通電したまま5分以上放置してもパッケージ温度は30度ほどにしかなりません、放熱器を付けなくても大丈夫な感じです。
↑ 赤外線温度計でパッケージ温度を計測ちう。
とりあえずこの素子とマイコンを使って作る事に決定!
マイコンのプログラムは仕事中に内職してすでに作ってありますw 50行ぐらいの簡単なプログラムです。
・仕様 ニュートラル検出から5秒経過すると2秒かけて100%→30%に減光。 Nからギアを入れると0.1秒以内に100%発光。 グランド側をスイッチすることで、Hi/Lo共用できます。
あとは基板の設計と実装、実験あるのみです。 うまくいくかな? |
03:00, Wednesday, Oct 26, 2011 ¦ 固定リンク
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