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朝から雨が降り出しそうな天気です。 ホテルのバイキングで軽く朝食を食べ、早めに行動することにします。 そそくさと荷物をまとめてチェックアウト。 今日はR152の残り区間を走破して寸又峡へ向かう行程です。
R152へ戻る際、K251は通りたくないのでワープ航法を発動。 ワープしてみると高規格道路で快適な上、距離も短縮できるのでK251が寂れる理由がよくわかります。
R152に戻ったら浜松方面へ進んで行きますが、このあたりは対向2車線の快走路が続いています。 しばらく進み南信和田の集落あたりから、またまた酷道っぽくなってきました。 青崩峠でR152は分断されているのため、舗装林道に分岐して峠越えをすることになります。
霧とも雨とも付かない微妙なコンディションの中、兵越峠に到着。 兵越峠は長野と静岡の県境になっており、一年に一度綱引きで県境を決めるイベントがあるようです。 今現在、実際の県境より1mほど静岡よりになっているみたい。
兵越峠を下っていくと、突然広くて立派な道路が出現します。 1車線ほどの酷道がいきなり2車線の高規格道路に変化しますので不思議な感じです。
↑ カントのついた高規格道路 草木トンネルを通るこの区間はもともと自動車専用道路として作られました。 予定では浜松から愛知県を経由して飯田に抜ける動脈になるはずだったらしく、当面完成の目処が立たないので一般道路として無料開放しています。 現在別ルートの構想があるようで、作りかけの橋脚とかたぶん使われる事無く終わるんだろうなぁ。 中央構造線恐るべし。
さらに南下し、R473との分岐を過ぎると天竜川沿いの快走路が続きます。 秋葉ダムへ続く洞内分岐のトンネルは珍しい。
天竜川の左岸に渡る橋を通過していると、ついに雨が降ってきました。 というかいきなりの豪雨です。 路肩の木の下で急いでレインスーツを着込みますが、ほぼ一瞬でずぶ濡れ状態・・・。 慎重な車は路肩で雨が過ぎるのをやり過ごすくらいの猛烈な雨の中、ほとんど前が見えないので先行する車に張り付いて進んでいきました。
もうね、シールドの内側は曇るし、前走車の巻き上げる汚れた飛沫が掛かるしたまりません。 冠水した箇所に突っ込んで転けそうになること数回。 身の危険を感じましたが、雨をやり過ごすような場所もないし寸又峡まであと100km近い行程を消化しなくてはいけないので進むしかないのです。
しばらくすると幾分雨が弱まり、民家や商業施設が増えてきました。 R152は浜松の市街地に近づいている様子です。 そんな折、面白看板発見。
↑月まで3km。 制限速度は40kmらしい。
まもなくR152の縦断を終えR362に入り、再び山道を進む行程に移ります。 雨が強くなったり弱くなったり視界と路面の悪い状態がずっと続くなか淡々と走って行きました。 ・・・実際このあたりを走った60〜70kmの区間は殆ど記憶がありませんw
最後の給油から200kmほど走りタンクの残量が気になりだした頃、大井川鐵道の千頭駅に到着。 千頭駅は大井川本線の終着駅になっており、転車台のある操車場には色々な車両が停車しているのが見えます。 近鉄のビスタカーとか京阪の車両とかほぼそのまま転用してますからカオスです。 そんな中でも一際目立つ車両が今まさに発車しようとしていました。 大井川鐵道の代名詞でもある蒸気機関車です。 汽笛の音をこだまさせ、目の前を走り抜けていきました、動いているSLを生で見るのは初めてなので大興奮! 雨のためカメラが取り出せなかったことが悔やまれます。
千頭のGSで3回目の給油をし、国道を離れ寸又峡はもうすぐです。 ところがこのあたりからKSRが急にぐずり出します。 アイドリングが維持できず、回転数を落とすとそのままエンストしてしまうのです。 何度も冠水した道路に突っ込み、標高も上がっていますからオーバークールしてしまった様子。 水温計が30℃を下回るとダメみたいですね。 登り坂では負荷を掛けて何とかエンストを回避できましたが、下り坂になると途端に止まってしまいます。 クラッチを切って無理矢理高回転を維持するとまるで自動車を煽っているみたいです。 トラクションも掛けられないし超怖い・・・。
何度もエンストし再始動不能になるのではないかという恐怖におびえつつ、なんとか寸又峡に到着しました。 殆ど寄り道も観光もせずに走り続けたのでまだ14時前です。 さすがにチェックイン出来る時間ではないので、宿の前にバイクを止めて寸又峡を散策することにします。 バイク用のレインウェアで温泉街を歩くのはちょっと辛いな。
ところで寸又峡といえば劇場型犯罪の最初のケースと言われる金嬉老事件が連想されます。 金嬉老が立てこもったふじみや旅館は現存していましたが、今年の2月に廃業してしまったとのことです。 自分が生まれる前の事件ですし、詳しくは知りませんが日本の警察に狙撃隊が創設されるきっかけとなった事件でした。
寸又峡定番のつり橋を渡って1時間ほど散策したあと宿にチェックイン。 シビアなコンディションで疲れた身体を露天風呂で休めました。 寸又峡の温泉は美人の湯と呼ばれるだけあってヌルヌルした感触で保湿効果抜群です。 浴場はめちゃくちゃ滑るので床に布が敷いてあります。
んで、夕食。 最も楽しく、そして最も悲しいイベントでもあります。 家族団らんの宴が催される他の卓を尻目に、一人寂しく料理をつつくわけです。 コレは辛い・・w
山奥だけあって山の幸を主体とした夕食には満足しました。。 イノシシの鍋、シカの刺身などは滅多に食べない食材です。
そんな感じで2日目終了。
走行距離209kmを5時間で走破したので平均時速40km/hか・・・。 ツーリング史上かつてない苦行でした。 |
23:25, Sunday, Sep 02, 2012 ¦ 固定リンク
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