KSR110試乗レポート

KSR110が正式に発売されてから1ヶ月経過した2002/12/1、チャンプUとKSRヂャンキーズの厚意により試乗会に参加してきました。
1996年に「KSRer'sクラブ」を立ち上げて以来、KSR-1/2の生産中止と、KSR110の発売に関しては今までに無い大きなニュースです。
管理人junkerの個人的な意見でKSR110を鋭く?斬ります!

すでにKSR110オーナーの皆様、お気を悪くなさらぬように・・・(^^;

※カタログスペックなどは、メーカーサイトにお任せして、試乗で気づいた細かい点をほじくります

ブレーキまわり

前後ブレーキキャリパー

ゴールドに輝く本体にNISSINのモールド!
ディスク径が若干小さく変更され、キャリパー自体も変更された。

キャリパーはKSR-1/2の物よりも少し小型で軽そうです。
従来のキャリパーより作りがしっかりしており、摺動部のシーリングも良い感じです。


実際に走行してみてもブレーキの利きは悪くありません、そのままでも十分実用的ですが、ホースをメッシュに変えるとなお良いと思います。

なによりNISSINのモールドがカッチョいーですね、ブランド感があります。

国内で生産されている車両のブレーキは車・バイクを問わずほとんどN社T社S社のOEM品と言うはなしもありますが・・・。

残念ながら、KSR-1/2へのボルトオンでの移植はできません。
ディスク径の違いがあるので、ホイールハブを含めた交換が必要になると思います。

リアブレーキマスターは、従来と同じく1/2カップですが、ブレーキフルードのリザーバタンクが円筒形に変更されています。
それに伴い、野暮なリザーバプロテクターは廃止です。
リアサスまわり

ユニトラックサスは廃止され、スイングアームに直接、ダンパーが接続されています。

ダンパーのプリロード調整機構が無くなるなど、コスト面での合理化がうかがえます。

実際に走行してみると、ユニトラックサスより「コシ」のある感覚でした、ただ単に新車だったからかもしれませんが・・・(^^;

スプリングがゴールドに塗装され少しゴージャスですね。

ユニトラックの廃止されたピボット周辺は非常にシンプルです。
サスとは関係ありませんが、ドレンパイプは一本しかありません。

エンジン下の4つのねじ穴が気になります。
エンジン・排気まわり
KSR110最大の変更点である、4st 111ccのエンジンです。
横置き型で、排気は素直に右側に配管されています。

スターターモーター用のスペースがブランクになっているので、もしかすると後付電動スタータが取り付けられるかもしれません。

画像左上に見える金色の物体がキャブレターの下端で、そこから伸びるチューブはフロート室のドレンパイプですね。
なにげに明石ナンバー! 2stと違いチャンバーがありませんのでエキパイに直接マフラーが接続されます。
エンドピースの口径は中指程度の太さしかなく、110ccの排気としては不十分なように感じます、口径の拡張は定番カスタムとなるでしょう。
電装系

念願のMF(メンテナンスフリー)バッテリーを標準搭載しました!
蓄電容量も若干増えています。
端子はねじ止めなので脱着には工具が必要です。

残念ながらサイズがひとまわり大きくなったので、KSR-1/2へのポン付け流用は出来ません。

MFバッテリー搭載により充電環境がシビアになったためか、レギュレータを搭載しています。
サイドスタンドスイッチが追加されました。
安全面を配慮したのだと思いますが、はっきり言ってこれは余計な機能ですね。
エクステリア
スピードメータ
白色のパネルを採用したことにより、視認性を高めています、最近自動車にもおおいですよね。

ニュートラルとターンインジケータしか警告灯がありませんので非常にシンプルです、120Km/hスケールの文字盤は一見速そうなバイクに見えます。

トリップメータは残念ながら追加されませんでした。
ほとんどの外装が変更されない中、唯一変更されたのがガソリンタンクです。
コックの位置が左側に変更され、フェールリッドがヒンジ式になりました。
実はKSRの兄貴分であるKSと同じリッドです、原点回帰?

タンク容量も若干少なくなったのですが、4stの燃費効率ゆえに、KSR-1/2よりも連続した長距離走行が可能です。
右側シュラウド内部
警音器とエアクリからキャブへつながる吸気パイプが見えます。
意味もなく整流板が付けられているのがお茶目です。
No Image
シートの形状は非常に似ているのですが、KSR110←→KSR-1/2の互換はありません、サブフレームに触れる「足」の部分を加工すれば、何とかなるかもしれませんが・・・ 写真取り忘れました、すんません。
以上、junkerの勝手なレポートでした、ウソがふくまれている可能性があるので話半分にみてくださいね!