スプロケット・チェーンの交換
使用済みスプロケ新品スプロケ左が7000Kmほど使用したスプロケット、右が新品。
かなり痩せているのがわかる、交換時である。
偏摩耗も若干見受けられるので、アライメントの確認も行った方が良さそうだ。

今回は写真の物ではなくAFRMの14Tを使用する。
キャリパーの取り外し
チェーン・スプロケットの交換は、リアホイールを外して行う。

最初にリアブレーキのキャリパーを外す、矢印の2カ所のネジを外すことで取り外すことが出来る。

6mmの六角レンチを用いるが、熱や錆などで固着している場合があるので大きめなレンチを使った方がよい。

小さなレンチを使い足などで体重をかけると、ネジの破損・破断が起きるばかりでなく、
トーションバーの様にねじられたレンチが勢いよく飛び、思わぬ怪我をすることがある。
チェーンの切り離し
ホイールを取り外すにあたり、チェーンが邪魔になるので切り離す。

リンクピンを固定しているクリップをペンチで取り外す。
リンクピンとプレートを抜き取り切り離し完了。

もし、チェーンの交換をせず再使用する場合でも、必ず新品のクリップと交換する。
リアホイールの取り外し

コッタビンを抜き取る。

その後、17mmレンチを使いドライブシャフトを引き抜く。


シャフトを抜く時、タイヤの重みにより”せん断力”が発生するため、タイヤを下から持ち上げるように支えながら引き抜く。

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ジャッキや専用スタンドを持っていないのでコンクリートブロック3個を組み合わせて持ち上げています、フレームに傷が付かないようにウェスを挟みましょう。
KSRは軽いので片輪を持ち上げるのはマンパワーでもOKです。
外した後輪のスプロケットを交換する、AFAM49Tを使用した。
手で持つとオリジナルスプロケットより軽いのが良くわかる。

力のかかる部品なので均等にしっかり固定する、2.5Kg-mトルクレンチ使用。
←矢印箇所のネジを外し、スプロケットカバーを外す。


 スナップリングプライヤーを使いCリングをシャフトから外しドライブスプロケットを新品と交換する。
スプロケットを外した状態→
ドリブンを取り付けたリアホイールを仮止めする。→


今回はRKエキセルのゴールドチェーンを使用する。
標準リンク数
車 種 KSR-2 KSR-1
コマ数 108L 112L

チェーンの交換


←古いチェーンのジョイントを利用して新しいチェーンを仮に連結する。

古いチェーンを引き抜くと汚さずに新しいチェーンと交換できる。
※ギア・ニュートラル 後輪は浮かせた状態


←チェーンカッターで適正なコマ数にカット。


もっぱら素手で作業をしますが怪我には要注意!

 ↑回転方向に注意してクリップを取り付けます。
以上の作業が終わったら、チェーンテンショナーを調整しドライブシャフトを本締めする。6.5Kg-m
外したカバー類を取り付け、チェーンルーブを塗布し交換完了。
※ 作業時の注意
チェーン周りの作業時には必ずエンジンを切りましょう、指が切断される危険があります。
軍手はしない方が良いでしょう、巻き込まれる危険が高くなります。